
毎年送られてくる、火災保険の更新のお知らせ。
誰も住んでいない実家の分も、まだ届いていませんか。
金額を見て、少し驚いて、そのまま引き出しにしまう。そういう方は、少なくありません。
実家の保険を、後回しにしていませんか
「住んでいないのに、保険はいるのだろうか」
そう思いながらも、更新の手続きだけは毎年続けている。それは、よくあることです。
火事や水漏れ、台風による被害は、住んでいてもいなくても起こります。屋根瓦が飛んでご近所に迷惑をかけてしまったり、漏水で下の階に被害が出たり。そういう「もしも」のときに備えるためにも、保険を切らさずにいること自体は、まちがっていません。
責められることではありません。ただ、その保険料が、この秋また上がろうとしていることは、知っておいていただきたいと思います。
2026年10月、火災保険料がまた改定されます
火災保険の保険料は、2024年10月に大きく上がりました。台風や豪雨による水災リスクを、地域ごとに5段階に分けて細かく計算するようになったからです。
そして今年、2026年10月にも、再び改定が予定されています。今回の上げ幅は、これまでで最大級になるとも言われています。
寝屋川市や枚方市のように、川や水路の近くに家が多い地域では、水災リスクの区分によって保険料の差が特に大きく出ることがあります。同じ市内でも、番地一つで金額が変わることも珍しくありません。
誰も住んでいない実家であっても、火事や倒壊、近隣への被害を防ぐために、保険は外せません。むしろ空き家は、人の目が届きにくい分、火災保険の審査そのものが厳しくなったり、加入できる保険会社が限られたりすることもあります。
だからといって、急いで売る必要はありません
こう聞くと、「早く手放さないと」と焦る気持ちになるかもしれません。
でも、慌てなくて大丈夫です。保険料が上がることと、実家をどうするかを決めることは、別の話です。
売る、貸す、そのまま持ち続ける。どの道を選ぶにしても、まずは今の実家が「どういう状態にあるのか」を、正しく知ることから始まります。保険料の見直しは、そのきっかけの一つにすぎません。
今日明日で、答えを出す必要はありません。まだ何も決めていない段階でも、大丈夫です。
まずは、今の保険料と実家の状態を確認するところから
固定資産税の納付書と同じように、火災保険の更新通知も、実家の「今」を知らせてくれるものです。
次に更新のお知らせが届いたら、金額だけでなく、実家の状態そのものも一緒に振り返ってみてください。屋根や外壁が傷んでいないか、雨どいは詰まっていないか。保険の見直しは、実家の様子を確かめる、ちょうどいい機会でもあります。
保険会社によって、水災リスクの評価や空き家への対応は変わります。一度、いまの契約内容を見直してみるだけでも、次にすべきことが少し見えてくるはずです。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。保険料の見直しも、実家をどうするかも、まずは今の状況を話してみるところから、ずいぶん見通しが立ちます。
