
「実家、そろそろ売った方がいいのかな」
そう思いながら、ニュースで「住宅ローン金利上昇」という言葉を見て、余計に迷ってしまった。そんな方が、このところ増えています。
金利が上がると聞くと、なんとなく「早く動かないと」と焦る気持ちが出てくるかもしれません。今日は、その焦りを一度置いて、実際に何が起きているのかを一緒に整理してみたいと思います。

いま、金利で何が起きているのか
2026年に入ってから、住宅ローンの変動金利は少しずつ上がってきました。数年前まで0.6%台だった金利が、今では0.8%から1%前後を見ておく必要がある水準になっています。
さらに、三菱UFJ銀行やみずほ銀行など大手銀行が、2026年8月から短期プライムレートを引き上げると発表しました。これに連動して、変動金利はもう一段上がる見込みです。
一方で、フラット35のような全期間固定金利は、このところ横ばいから、むしろ少し下がる動きも出ています。「金利上昇」とひとくくりに言っても、変動と固定で事情が違う。これは、意外と知られていません。
それが、実家の売却にどう関わるのか
実家を売るとき、買い手の多くは住宅ローンを組んで購入します。
金利が上がるということは、買い手側の月々の返済額が増えるということ。同じ物件でも、「買える金額」の感覚が少しずつ変わっていく。これは事実です。
ただし、金利は今日明日で急激に跳ね上がるものではありません。数か月、数年かけて、じわじわと市場に影響していくものです。ニュースの見出しだけを見て、「今すぐ売らないと損をする」と焦る必要は、ありません。
焦って決めなくて大丈夫です
金利のニュースは、判断材料のひとつではあります。でも、それがすべてではありません。
実家をどうするかは、金利だけでなく、家の状態、相続人同士の気持ち、これからその場所とどう関わっていきたいかなど、いろいろな要素が絡み合って決まっていくものです。
「金利が上がっているから急いで売る」も、「金利のニュースが怖いから何もしない」も、どちらも本当は望ましくありません。大事なのは、今の状況を正しく知った上で、自分たちのペースで考えることです。
寝屋川市・枚方市のあたりでも、「実家をどうするか、そろそろ考えないと」という相談は、季節を問わずよくいただきます。金利のニュースがきっかけで背中を押された、という方も少なくありません。それも、ひとつのきっかけとして自然なことだと思います。
まずは、話してみるところから
金利の動きが気になったとき、無理に結論を出そうとせず、まずは今の実家の状況を誰かに話してみる。それだけで、頭の中が整理されることがよくあります。
売るかどうかは、それから決めても遅くありません。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。気になることがあれば、いつでもお声がけください。
