
「話し合いが止まったままの実家」に、心当たりはありませんか
兄弟で相続した、実家。
「そろそろ売ろう」とは思っても、話し合いが途中で止まったまま。
誰か一人が「まだ手放したくない」と言えば、動けなくなる。
遠くに住む兄弟と、なかなか連絡が取れないこともあります。
気づけば、お盆や法事のたびに話題には出るけれど、また先送りになる。
これは、よくあることです。
責められることでは、ありません。
なぜ、共有名義の実家は動かしにくいのか
実家が「兄弟の共有名義」になっている場合、家全体を売るには、名義を持つ人、全員の同意が必要です。
一人でも「まだ決めたくない」「知らない人に貸したくない」と言えば、売買は進みません。
自分の持分(取り分)だけを売ることは、法律上できます。
でも、他人と共有名義になった不動産を、進んで買いたいという人は、ほとんどいません。
結局、「全員の気持ちがまとまるまで、待つしかない」。
そう思って、そのままになってしまう。
寝屋川市や枚方市でも、そういうご相談を、何度もお受けしてきました。
このまま共有にしておくと、何が起きるか
もう一つ、知っておいてほしいことがあります。
共有名義のまま、名義変更をせずに放っておくと、次の相続でさらに共有者が増えることがあります。
兄弟2人の共有だったはずが、それぞれに子どもがいれば、いずれ4人、5人の共有になる。
そうなると、話し合いはもっと難しくなります。
急ぐ必要はありませんが、「知らないまま」にしておくのは、少しもったいないことです。
一度、今の名義を確認しておくだけでも、将来の選択肢は広がります。
令和5年の法改正で、道が少し広がりました
実は、2023年(令和5年)4月に、民法が改正されています。
共有者の中に、行方が分からない人や、話し合いに応じてくれない人がいる場合、裁判所の手続きを通じて、売却への道が開けるようになりました。
話し合いがどうしてもまとまらないときは、共有物分割請求という方法が使えることもあります。
「まさか、うちには関係ない」と思われるかもしれません。
でも、決して珍しいことではないんです。
慌てて答えを出さなくて大丈夫です
こう聞くと、急いで手続きをしなければ、と焦るかもしれません。
でも、慌てなくて大丈夫です。
まずは、今の名義がどうなっているか。
共有者が何人いて、誰と連絡が取れるか。
そこを整理するところから、始めればいいんです。
売るかどうか、動くかどうかは、それから決めればいい。
今日明日で、答えを出す必要はありません。

まずは、今の状況を話してみませんか
一人で、あるいは兄弟だけで、抱え込まなくて大丈夫です。
共有名義の実家を、これからどうするか。
まずは、今の状況を話してみる。
それだけで、ずいぶん見通しが立ちます。
寝屋川・枚方エリアのご実家であれば、地元の事情も含めて、一緒に整理していきます。
