
親から受け継いだアパートやマンションの一室。
管理会社から届く報告書を、毎月なんとなく眺めている。そういう方は、少なくありません。
「そろそろ売った方がいいのか」「このまま持っていていいのか」。頭の片隅にありながら、答えを出せずにいる。これは、よくあることです。
「金利が上がる」というニュースが増えています
このところ、金利に関するニュースを目にする機会が増えました。
日銀の利上げが続き、2025年12月には政策金利が0.75%まで上がりました。これは30年ぶりの水準だそうです。エコノミストの間では、2026年末までにさらに1.0〜1.25%程度まで上がるという見方が出ています。
金利が上がると、収益物件の値段にも影響が出てきます。物件の利回り(キャップレート)が1.5ポイントほど上がるだけで、同じ家賃収入の物件でも、評価額が2割ほど下がる、という試算もあるほどです。
こう聞くと、「値段が下がる前に、急いで売らないと」と思われるかもしれません。
でも、慌てなくて大丈夫です
金利が上がるからといって、今すぐ結論を出す必要はありません。
収益物件は、住むための家とは違います。家賃収入があり、入居者がいて、ローンが残っている場合もある。売るにしても持つにしても、確認しておきたいことがいくつもあります。
- いま何%の利回りで貸せているか
- ローンの残債と、今の金利で借り換えたらどうなるか
- 相続した際の名義や税金の整理は済んでいるか
これらは、今日明日で決めなくていいことばかりです。まず、今の状態を正しく知る。そこから始めれば十分です。
「持ち続ける」という選択肢もある
金利上昇のニュースが出ると、どうしても「売却」の二文字が頭に浮かびやすくなります。ですが、戸建て賃貸のように、金利の影響を受けにくい持ち方に切り替えるという道もあります。地域や物件によっては、売らずに組み替えるほうが結果的に良いこともあります。
売ることを前提にお話をうかがうわけではありません。まずは今の物件がどんな状態にあるのか、一緒に整理するところから始めます。
寝屋川市・枚方市を中心に、京阪沿線の収益物件のご相談を、これまで数多くお受けしてきました。相続で受け継いだ物件は、特に事情が一つひとつ違います。だからこそ、まずは状況を聞かせていただくところからだと思っています。
