【地域限定購入希望者がいるは本当?】

不動産売却のポスティングチラシ記載の「地域限定購入希望者がいる」は本当?売却依頼取得のためのウソの可能性あり!

自宅に届くポスティングチラシの中には、不動産に関するチラシも多く見受けられます。

不動産チラシの中でも不動産売却に関するチラシを受け取ったことがある人もいらっしゃると思います。

不動産売却のポスティングチラシには、しばしば地域限定購入希望者がいるなどの魅力的な文言が記載されていることも。

しかし、不動産売却のポスティングチラシを受け取られた人の中には、

  • そもそもどのようにしてポスティング先を選定しているのかについて知りたい
  • 地域限定購入希望者がいる」という文言は信じてもいいのかについて知りたい
  • 不動産売却のポスティングチラシを見るときのポイントについて知りたい

などという方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、不動産売却のポスティングチラシに「地域限定購入希望者がいる」と書いてあることに疑念を抱いている人の悩みを解決していきます。

記事の最後では、大阪府枚方市・寝屋川市、京阪沿線で不動産に関してのオンライン相談ができる弊社「有限会社ライフステージ」についても紹介いたします。不動産売却のポスティングチラシの見方について知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

不動産売却チラシのポスティング先はどうやって決められている?

不動産売却チラシのポスティング先は決してランダムで決められているわけではありません。

では、不動産売却チラシのポスティング先はどうやって決められているのでしょうか。

ここからは、不動産売却チラシのポスティング先の選定方法3つについて紹介します。

相場が高い家

駅からのアクセスが良く外観もきれいで築年数が浅い物件は、ポスティングのターゲットにされやすい傾向にあります。

条件が整っている物件は、不動産会社にも高く売れやすいと目星をつけられるためです。

そのため、たとえ売却の意思がなかったとしても、ポスティングチラシが投函される可能性が高くなります。

分かりやすく、人気のない郊外エリアの物件の場合と比較してみましょう。

人気のない郊外エリアの物件の場合、宣伝コストが多くかかる割に仲介手数料は少なくなります。

一方、人気エリアの好条件物件の場合は、取引成立の際に少ない販売コストで、売却価格に対する高い仲介手数料が得られます。

そのため、人気エリアの好条件物件は不動産屋にとって売却成立時のメリットが大きく不動産会社同士での競争も激化するため、多くのポスティングチラシが投函されやすくなります。

不動産登記から情報がチェックされている

不動産登記とは、国に保管されている不動産のデータのことです。

不動産の内容権利関係が登記記録に記載されており、法務局で管理されています。

登記記録には「表題部」と「権利部」の2つが記載されており、表題部には不動産のスペック、権利部には所有権に関する事項(甲区)と抵当権などの事項(乙区)が記録してあります。

この不動産登記は法務局で手続きを行えば、誰でも確認できるため、不動産会社がチェックしている可能性も十分あります。

そのため、不動産会社が不動産登記の情報から売却可能性のある物件を見つけ、ポスティングの対象にしている可能性があるのです。

個人情報の流出

名簿屋などによって個人情報が流出している可能性も考えられます。

名簿屋は警察や記者、不動産会社などと密接に関わっており、条件付き法的に個人情報の販売が認められています。

そのため、物件に関する個人情報がこの名簿屋を通して漏れている可能性も否定できません。

不動産売却チラシに記載されていることとは?信じてもいい?

不動産売却に関するポスティングチラシは、不動産会社がある程度目星を付けて投函している可能性が高いことが分かりました。

続いて、実際に不動産売却のポスティングチラシが届いた場合のことを考えてみましょう。

不動産売却チラシを見たことがあるという人の中には、「地域限定購入希望者がいる」「万円以上ですぐに売却できます」「相場よりも高く売却します」などの魅力的なキャッチフレーズを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ここからは、「不動産売却チラシに記載されていることを信じてもいいのか? 」という疑問を解決していきます。

「地域限定購入希望者がいる」

不動産売却チラシにはよく「地域限定購入希望者がいる」と記載されていることがあります。

結論、「地域限定購入希望者がいる」という言葉を100%信用してはいけません

「今すぐ契約したらすぐに売却できる」と思って契約しても、すぐに売却先が見つからない可能性も十分にあります。 あくまで“人気エリアだから潜在的に希望者がいますよ”という意味で、確定的な意味ではないということを覚えておきましょう。

「○万円以上ですぐに売却できます」

「○万円以上ですぐに売却できます」という文言も、希望以上の価格が提示されている場合は魅力的に思うはずです。

しかし、万円以上ですぐに売却できます」という文言も、そのまま信じるのは危険です。

なぜなら、物件調査を行わずに推定で売却価格を出している場合があるからです。

基本的には、持ち主であるオーナーの同意なしでは、不動産会社が物件調査を行うことはできません。

物件調査を行わずに出された売却価格は正確とはいえないため、根拠の記載がない「○万円以上ですぐに売却できます」という文言は信ぴょう性に欠けます。

「相場よりも高く売却します」

「相場よりも高く売却します」と記載されている場合も、お得に感じてしまうはずです。

しかし、「相場よりも高く売却します」という文言も同じく、根拠が記載されていない場合は信ぴょう性に欠けます

根拠がない場合、不動産会社が悪質な手法を用いる可能性も否定できず、売却後にトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。

また、売却前にリフォームを必要としているケースもあり、リフォーム費用を負担した上での売却価格の可能性もあるのです。

そのため、「相場よりも高く売却します」という文言に根拠が記載されているかチェックし、記載がない場合は裏があるかもしれないと疑うようにしましょう。

不動産売却のポスティングチラシを見るときのポイント2つ

不動産売却のポスティングチラシには、頻繁に魅力的な文言が記載されていることがありますが、そのまま信じるのではなく疑ってみることが重要であることが分かりました。

では、実際に手元に不動産売却のポスティングチラシが届いた場合、どのようなことを気にして見るようにしたらいいのでしょうか。

ここからは、不動産売却のポスティングチラシを見るときのポイント2つについて解説していきます。

情報が隠れていないか

先述の通り「相場よりも高く売却します」などの記載があっても、実際には売却前のリフォームが必要な場合もあります。

一見惹かれるような文言でも、条件などの注意書きはないか、条件が良すぎないかなど“隠された情報”を見逃さないようにすることが大切です。

もし、掲載されていない情報や疑わしい内容があれば、問い合わせてみるのもおすすめです。

しかし、問い合わせするとのちのち不動産会社から連絡がくることがあります。 そのため、問い合わせの際は電話番号を非通知にするなどこちらの情報を隠しておき、メールやLINEなどご自身にあった方法で問い合わせするようにしましょう。

発信元の業者は免許登録されているか

残念ながら、悪徳の不動産会社が存在するのも事実です。

しかし、きちんとした不動産会社か悪徳の不動産会社かどうかを簡単に見極められる人は決して多くありません。

そのため、聞いたことがないまたは詳しく知らない不動産会社の場合は、口コミ都道府県のウェブサイトなどで事前に調べるようにしましょう。

そして、都道府県のウェブサイトで調べる際に役立つのが「免許番号」です。

免許番号は都道府県のウェブサイトで簡単に調べることができ、過去に「業務停止処分」や「指示処分」などの実績がある場合、たとえ名前を変えていたしても確認することができます。

また、大前提として番号がないという場合は、免許を持たない悪徳の業者なので、注意が必要です。

大阪府枚方市・寝屋川市・京阪沿線で不動産の相談をするなら「有限会社ライフステージ」
有限会社ライフステージ(大阪府寝屋川市石津南町8-7)では、オンラインで気軽に不動産売却に関する相談が行えます。

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有限会社ライフステージ

監修 すえひろまさのり
 宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
 住宅ローンアドバイザー、ホームインスペクター
 定借アドバイザー、少額短期保険募集の資格を持ち
 不動産業界30年以上のキャリアの持ち主。
 弁護士、司法書士との連携があり成年後見、任意売却
 も得意とする。
 土地や建物の査定・賃貸・売買・管理・改装工事など
 今も自ら携わる、現場主義。