雨漏りなどの欠陥がある住宅を売却する方法6つ!売却時の告知義務についても解説
雨漏りなどの欠陥がある住宅は、シロアリの発生などの2次被害にも繋がりやすいため、売却が難しくなる可能性があります。
そのため、欠陥がある住宅を売却しようと考えている人の中には、
- 雨漏りなどの欠陥がある住宅の売却方法について知りたい
- 欠陥がある住宅を修繕してから売却するメリット・デメリットついて知りたい
- 雨漏りなどを修繕して住宅を売る以外の売却方法について知りたい
- 欠陥がある住宅を売却する際の告知義務について知りたい
などという方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、雨漏りなどの欠陥がある住宅の売却についての悩みを解決していきます。
記事の最後では、大阪府枚方市・寝屋川市、京阪沿線で雨漏りなどの欠陥住宅の売却などに関してのオンライン相談ができる弊社「有限会社ライフステージ」についても紹介いたします。
雨漏りなどの欠陥がある住宅の売却について悩んでいるという方は、ぜひ最後までご覧ください。
雨漏りなどの欠陥がある家は雨漏りなどを修繕して住宅を売る
冒頭で述べた通り、雨漏りなどの欠陥がある家はシロアリの発生などの2次被害にも繋がりやすいため、売却が難しくなります。
そのため方法の1つとして、雨漏りなどを修繕してから住宅を売るというものがあります。
しかし、修繕してから住宅を売るという方法にはメリットもある一方でデメリットもあります。
ここからは、雨漏りなどを修繕して住宅を売る際のメリットとデメリットについてそれぞれ紹介します。
雨漏りなどを修繕して住宅を売るメリットとは?
修繕して住宅を売るメリットは、住宅を雨漏りなどの欠陥がない物件として売ることができることです。
雨漏りなどの欠陥を修繕するためには、業者選びなどの手間や修繕費用がかかりますが、修繕することで欠陥がない住宅として扱われます。
そのため、欠陥があるまま売却する場合よりも買い手が見つかりやすく、かかった修繕費用を考慮しても高く売却できる可能性があります。
さらに修繕保証付き物件であることを示せば、売却にも有利になります。
雨漏りなどを修繕して住宅を売るデメリットとは?
高く売却できる場合があるなどのメリットがある一方で「修繕費用が高くつきやすい」「修繕後に必ず売れるわけではない」などのデメリットもあります。
住宅が古く雨漏りが複数箇所にわたる、雨漏り被害が深刻であるなどといった場合は、修繕費用が高くつくことがあります。
雨漏りの修繕にかかる費用は5万円から数十万円程度です。
しかし、雨漏りの状況によっては屋根全体を修理する必要があり、100万円を超えてしまうこともあるのです。
また、たとえ元通りに修繕できたとしても、元々古い物件だったなどの理由からなかなか売却できない可能性もあります。
その場合は、修繕費用だけがかかってしまい、損してしまいます。
修繕してから売却できたとしても、修繕費用が高いと結果として損する可能性もあるので注意が必要です。
そのため、修繕を考えている場合は、修繕費用と修繕後の売却価格について不動産の専門家に相談してみるのがおすすめです。
雨漏りなどを修繕して住宅を売る以外の売却方法とは?
ここまでは、雨漏りなどを修繕してから住宅を売る場合のメリット・デメリットについて解説してきました。
それでは、修繕してから住宅を売る以外の売却方法はあるのでしょうか。
ここからは「雨漏りなどを修繕してから住宅を売る」以外の売却方法を5つ紹介します。
解体して売却する
古く築年数が経っている住宅は、高額な修繕費用をかけて雨漏りを修繕しても、売却しづらい可能性が高くなります。
その場合は家を解体して更地にして売却した方が、売却価格が高くなる可能性があります。
しかし、土地面積や住宅の構造によっては解体費用が高くなってしまうかもしれません。
そのため、更地にしてから売却するかそのまま売却するか迷っている場合は、専門家に相談してみるのがおすすめです。
買取業者に買取してもらう
買取業者に依頼し、買取してもらうという方法もあります。
買取業者に買い取ってもらう方法には、修繕やリノベーション、解体などの手間がかからず楽に売却できるというメリットがあります。
また、解体する場合に比べて売却までスピーディーに行えるというのも魅力です。
しかし、依頼する業者によっては、希望よりも安く査定されてしまう可能性があります。
そのため、必ず複数の買取を専門とする業者に見積もり依頼するようにしましょう。
修繕保証があることを説明したうえで売却する
修繕保証があることを説明したうえで、雨漏りなどの欠陥がある住宅を売却するという方法もあります。
この方法は新築物件(築年数が10年以内)のみに限られますが、「住宅瑕疵担保履行法」の適応により費用負担なしで雨漏りなどの修繕ができます。
買主にかかる費用負担がなくなるため、買い手がつきやすくなります。
しかし、築年数が10年を超えている物件はこの方法を取ることができないので、別の方法を考えることになります。
リノベーションの物件として売却する
建物の基礎に問題がない場合は、リノベーションしてリノベーション物件として売却するのも方法の1つです。
古い家の場合、たとえ雨漏りした箇所を修繕したとしても、他の場所で新たに雨漏りが発見されたり新たに欠陥が見つかったりする可能性もあります。
そのような場合は、思い切ってリノベーションした方が高く売れることがあります。
専門家によるインスペクションを行ってから売却する
インスペクションを活用することで、売却によるトラブルが避けられたり高く売却できたりします。
インスペクションとは、専門家による住宅の建物状況調査のことを意味します。
また、資格を持つインスペクターによる調査が行われた住宅は、瑕疵担保保険の要件を満たせます。
瑕疵担保保険には、住宅購入後に欠陥が見つかった場合に無償で修繕してもらえるというメリットがあります。
雨漏りなどの欠陥がある住宅を売却する際は告知義務が発生するので注意が必要
雨漏りなどの欠陥がある住宅を売却する際は必ず「告知義務」が発生します。
つまり、把握できている欠陥については、必ず買主に告知しなければならないということです。
また、住宅を売却する際は「売主の契約不適合責任」に注意しなければなりません。
もしも売買時に把握できていなかった瑕疵が見つかった場合、売主に責任が問われてしまうからです。
そして瑕疵が見つかった場合は、売主が責任を持って修復しなければならず、最悪の場合は契約解除になったり損害賠償請求されたりする可能性もあるのです。
そのような事態を避けるためには、「売主は契約不適合責任を負わない」と契約書に記載しておくことが大切です。
大阪府枚方市・寝屋川市・京阪沿線で専門家によるインスペクションを依頼するなら「有限会社ライフステージ」
有限会社ライフステージ(大阪府寝屋川市石津南町8-7)では、オンラインで気軽に雨漏りなどの欠陥がある住宅の売却に関する相談が行えます。
オンライン相談では、大阪府枚方市・寝屋川市、京阪沿線を中心に土地の売買や賃貸など数多くの実績のある専門家によるアドバイスが受けられます。
大阪府枚方市・寝屋川市、京阪沿線で、
- 雨漏りなどの欠陥がある住宅の売却に関する相談をしたい
- 欠陥がある住宅を売却する際の告知義務について相談したい
- 住宅の買取やリノベーションについて相談したい
- 専門家によるインスペクションについて相談したい
など、不動産のお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
監修 すえひろまさのり
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
住宅ローンアドバイザー、ホームインスペクター
定借アドバイザー、少額短期保険募集の資格を持ち
不動産業界30年以上のキャリアの持ち主。
弁護士、司法書士との連携があり成年後見、任意売却
も得意とする。
土地や建物の査定・賃貸・売買・管理・改装工事など
今も自ら携わる、現場主義。